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【解説022】感染症予防による臨時休業は学校の設置者、非常変災による臨時休業は校長が決定する。

今回は学校の運営について、誰が決定するのか、ややこしいところを整理する。

感染症予防による臨時休業は学校の設置者、非常変災による臨時休業は校長が決定する。

文章だとわかりにくいので表にしよう。「休業日の設定」、「授業終始の時刻」もついでに追加する。

内容 決定するのは
公立学校の学期、休業日 当該の教育委員会
感染症の予防による臨時休校 学校の設置者(市町村や都道府県)
非常変災による臨時休業 校長(のちに教育委員会へ報告)
授業終始の時刻 校長

4つほどややこしいものをまとめたが、これは無理に丸暗記するのでなく、目的から導き出すようにすると良い。
2番目の「感染症の予防による臨時休校」は感染症が広がるのを防ぐためなので、広域的な状況が把握できる立場の市町村など=学校の設置者ということになる。3番目の非常変災は、例えば近くの川が氾濫したとか、その場で判断しなくてはならない状況が多いため、現場の様子がすぐわかる校長が判断することになる(臨時休校した場合はのちに教育委員会へ報告を行う)。4番目の授業終始の時刻も現場の細かい話ですから現場で、ということで校長が決定する。(1番目の学期や休業日については、学校ごとに学期の時期が異なりすぎると支障がでるから広域的に教育委員会がチェックできるように、と考えればよいでしょうか)



では演習。
(演習) 次の文の正誤判定をせよ。
(1) 区市町村または都道府県の教育委員会は、設置する学校の授業終始の時刻について、各学校の地域の実態等を考慮して定めることとされている。(2008年実施)
→(誤)授業終始の時刻という細かい話は現場の責任者、校長が決定する。授業終始の時刻については2010年、2011年、2013年、2014年にも出題されている。

(2) 都道府県教育委員会は、設置する学校及び区市町村立学校の学期及びそれに伴う夏季、冬季、学年末の休業日について定めることとされている。(2008年実施)
→(誤)これはひっかかるかもしれないが、「区市町村立学校」の学期等についてなので、その区市町村教育委員会が決めるのが正しい。休業日等の決定元に関する出題は2010年、2011年、2013年、2014年にも出題されています。

(3) 非常変災その他急迫の事情があるときで、教育委員会が必要と認めた場合、校長は臨時に授業を行わないことができる。(2010年出題)
→(誤)非常変災時の臨時休業は教育委員会でなくて校長が判断。非常変災時の臨時休業についての出題は2008年、2011年、2013年、2014年にも。

(4) 学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは、臨時に、学校の全部又は一部の休業を行うことができる。(2011年)
→(正)感染症の広がりを防ぐ判断は広い範囲の情報のことが把握できる市町村などの学校の設置者であるので正解。

過去問の分析をしていて感じるのですが、最新の2017年は2016年まで何回も出題されていたような内容の出題が少なく、やや少しひねった出題が目立つ気が。平均点が上がりすぎていて難化させようとしているのかも…。


今回は以上。おつかれさまでした。