【解説048】教育委員会の役職、教育長は常勤、3年。委員は非常勤、4年

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2015年4月より、教育行政に関して責任の所在を明確化するなどの目的もあり、教育委員会制度が改めらた。大きな変更点としては、

・教育委員⻑と教育⻑を一本化した「教育⻑」の設置

・首⻑と教育委員会による総合教育会議の設置

・教育に関する「大綱」を首⻑が策定

などが挙げられる。わかりやすい資料が文科省HPにあるので、一読しておくとよい。

https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2015/02/04/1349283_04.pdf

今回は教育委員会の役職についてのみまとめる。教育長、委員は次のとおり。

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教育長がトップであるということが明確になっている。教育長は常勤、任期は3年。これは、首長(知事)の任期4年間の間に1回は教育長が変わるタイミングが持てるように、という意図があるようだ。

なお、受験する自治体については、最低限でも教育長の名前とどんな実績や考え方をもっているかぐらいは調べておくようにしよう。

では演習。

(演習) 次の文の正誤判定をせよ。

(1) 委員の任命に当たっては、委員の年齢、性別、職業等に著しい偏りが生じないように配慮するととも に、委員のうちに保護者である者が含まれないようにしなければならない。

→(誤)委員には保護者含めないとダメ。

(2) 委員の任期は 3 年とし、再任されることができる。

→(誤)委員の任期は4年。任期が3年なのは教育長。なお、教育長、委員ともに再任は可能。

今回は以上。おつかれさまでした。

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