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【解説082】2018年教採向け、問題行動 重要統計3つ(暴力,いじめ,不登校)

今回は、「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について。

2018年教採向け、問題行動 重要統計3つ(暴力,いじめ,不登校)

 

2010年以降の都の教採における問題行動関係の出題状況をまとめると以下のようになる。

 

2017年→出題なし

2016年→平成26年版より、校種別の不登校の理由について出題

2015年→平成25年度版より、「暴力行為発生件数」、「いじめの認知件数」、「不登校生徒数」について前年度からの変化を出題

2014年→平成24年度版より、「暴力行為発生件数」、「いじめの認知件数」、「不登校生徒数」、「中途退学者数(高校)」について前年度からの変化を出題

2013年→出題なし

2012年→出題なし

2011年→平成21年度版より、「暴力行為発生件数」、「いじめの認知件数」、「不登校生徒数」、「中途退学者数(高校)」、「自殺した児童・生徒数」について過去3年間の傾向や校種間での比較を出題

2010年→平成20年度版より、「暴力行為発生件数」、「いじめの認知件数」、「不登校生徒数」、「中途退学者数(高校)」、「自殺した児童・生徒数」について過去3年間の傾向や校種間での比較を出題。

 

以上、過去の内容を踏まえると、「暴力行為発生件数」、「いじめ認知件数」、「不登校児童生徒数」の3点について、その最新状況を正しく整理して試験に臨めばよいと思われる。

 

さて、「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」は例年10月に速報値、2月末に確定版が出されている。2018年実施の採用試験で出題されるとすれば、以下の28年度版(2018年2月公表)からになるだろう。P2〜P5の「調査結果の要旨」部分だけでも目を通しておくとよい。この記事では、上で示した3点に注意しながら、引用して最低限の統計データをまとめておく。

平成28年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の確定値の公表について:文部科学省

 

 暴力行為の発生件数

小学校 22,841 件(前年度 17,078 件) …増加

中学校 30,148 件(前年度 33,073 件) …減少

高等学校 6,455 件(前年度 6,655 件) …減少

小学校で増加、中高で減少である。

 

いじめの認知件数

小学校 237,256 件(前年度 151,692 件) …増加

中学校 71,309 件(前年度 59,502 件) …増加

高等学校 12,874 件(前年度 12,664 件) …増加

特別支援学校 1,704 件(前年度 1,274 件) …増加

 すべての校種で増加している。また、いじめ発見のきっかけで最も多いのは「アンケート調査など学校の取組により発見」 (51.5%)である。「本人からの訴え」(18.1%)や「学級担任が発見」(11.6%)に比べてダントツに多い。

 

不登校児童生徒数

小学校 30,448 人(前年度 27,583 人) …増加

中学校 103,235 人(前年度 98,408 人) …増加

高等学校 48,565 人(前年度 49,563 人) …減少

そもそも、不登校の定義も知っておかねばならない。年間30日以上の欠席者(長期欠席者)のうち病気や経済的理由以外の何らかの理由で登校しない(できない)のが不登校である。

学校基本調査-用語の解説:文部科学省

 

今回は過去問に素材がないので、演習問題ナシ!

キリがないので、割り切れる方は上の3点についてだけ前年からの変化を覚えておくだけでよいだろう。