きょうさい対策ブログ

教員採用試験(教採)の対策をまとめます。教職教養解説もあり。

【神奈川解説65】特別支援教育の推進について

やや古い資料ですが、現在でも教採でよく出題されている、「特別支援教育の推進について」から。

特別支援教育の推進について(通知):文部科学省

この通知に限らない話ですが、教採では目的、基本理念、定義など根本的な部分から抜粋して出題されることが多いです。では、はじめのほうにある理念を述べた部分について表現に慣れておきましょう。

 

特別支援の推進について(通知)の特別支援教育の理念より
 特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものである。また、特別支援教育は、これまでの特殊教育の対象の障害だけでなく、知的な遅れのない発達障害も含めて、特別な支援を必要とする幼児児童生徒が在籍する全ての学校において実施されるものである。さらに、特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒への教育にとどまらず、障害の有無やその他の個々の違いを認識しつつ様々な人々が生き生きと活躍できる共生社会の形成の基礎となるものであり、我が国の現在及び将来の社会にとって重要な意味を持っている。

特別支援教育は特別支援学校だけで行われるものではないことが謳われています。

 

(演習)

 3問ほど扱います。

 

(演習1)

次の文は文部科学省から平成19年4月に通知された「特別支援教育の推進について(通知)」の抜粋である。[ ア ]〜[ オ ]にあてはまる語句を選択肢から選べ。(2010年実施44)

 特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒の[ ア ]や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の[ イ ]を把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は[ ウ ]するため、適切な[ エ ]及び必要な支援を行うものである。

 また、特別支援教育は、これまでの[ オ ]の対象の障害だけでなく、知的な遅れのない発達障害も含めて、特別な支援を必要とする幼児児童生徒が在籍する全ての学校において実施されるものである。

 

【アの選択肢】自覚、自立

【イの選択肢】 教育的ニーズ、発達の段階

【ウの選択肢】 克服、回避

【エの選択肢】 配慮、指導

【オの選択肢】 障害教育、特殊教育

 

(解)[ア]自立 [イ]教育的ニーズ [ウ]克服 [エ]指導 [オ]特殊教育

 

2010年の焼き直し(というかほとんど同じ)が次の2013年の問題です。

(演習2)

次の文章は、特別支援教育について述べた「特別支援教育の推進について(通知)」(平成19年4月1日 文部科学省)の「1.特別支援教育の理念」からの抜粋である。文章中の[ ア ]〜[ エ ]に当てはまるものを選択肢から選べ。(2013年実施38)

特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒の[ ア ]や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を[ イ ]又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものである。また、特別支援教育は、これまでの特殊教育の対象の障害だけでなく、知的な遅れのない[ ウ ]も含めて、特別な支援を必要とする幼児児童生徒が在籍する[ エ ]の学校において実施されるものである。さらに、特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒への教育にとどまらず、障害の有無やその他の個々の違いを認識しつつ様々な人々が生き生きと活躍できる共生社会の形成の基礎となるものであり、我が国の現在及び将来の社会にとって重要な意味を持っている。

【アの選択肢】 教育、自立

【イの選択肢】 改善、解決

【ウの選択肢】 発達障害学習障害

【エの選択肢】 一部、全て

 

(解)[ア]自立 [イ]改善 [ウ]発達障害 [エ]全て

エの穴の作りは日本語として「一部」が入ることはありえませんね。

 

続いて解釈系です。常識的に解答可能かと思います。

(演習3)

特別支援教育の推進について(通知)」(19文科初第125号 平成19年4月1日)に示された特別支援教育を行うための体制の整備や必要な取組についての記述として適切でないものを、次の①〜④のうちから選びなさい。

①各学校においては、校長のリーダーシップの下、全校的な支援体制を確立し、発達障害を含む障害のある幼児児童生徒の実態把握や支援方策の検討等を行うため、校内に特別支援教育に関する委員会を設置する。

②特別な支援が必要と考えられる幼児児童生徒の学校で必要な支援については、保護者との連携よりも学校としても専門的な判断を重視して検討を進める。

③特別支援学校については、幼児児童生徒の障害の重度・重複化、多様化等に対応した教育を一層進めるため、「個別の指導計画」を活用した一層の指導の充実を進める。

④各学校は、校内での研修を実施したり、一定の研修を修了した後でも、より専門性の高い研修を受講したり、自ら最新の情報を収集したりするなどして継続的に専門性の向上に努める。

 

(解)②

②は保護者をないがしろにしている感じでダメですね。これに限らず、教育はいろんな人と連携してやっていくことがほとんどです。

 

今回はここまでです。